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田中 英彦(たなか ひでひこ/ HIDEHIKO TANAKA)

会社名
株式会社 連空間都市設計事務所
所在地
名古屋市北区上飯田南町5-15-1サンコミューン7w
URL
http://homepage3.nifty.com/renku-kan

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黒川御用水散策路
株式会社 連空間都市設計事務所の田中です。

黒川御用水散策路

2013.09.26

黒川御用水跡街園―散策路  

                                                                         田中英彦                         

 

名古屋市北区に、堀川の上流にあたる川(通称:黒川御用水とか、御用水と呼ばれています)があります。私の住まいから近いので、今年もお花見をしました。(写真はその時のもの)ここの桜は山崎川にも匹敵するくらい、堤から川面に垂れ下がっていて、実に美しいと思っています。
 

黒川という川名ですが、地図を見ても黒川という川はありません。
流れている川の名は「堀川」です。色々調べてみました。

「庄内川から名古屋城まで、この(川)を水が初めて通ったのは1663(寛文3)年。堀川掘削は1610(慶長15)年ですから、それよりも53年後のことです。それまでは名古屋城に流れる川は無く、堀川には名古屋城から湧き出る自然の水が流れていただけです。しかし堀川の水質が悪化し、現在の守山区龍泉寺の南側から庄内川の水を取り入れ、名古屋城のお堀までを結ぶ幅約3メートルの水路が作られました。それが御用水です。
 
 さらに1877(M10)年に、御用水に並行するように黒川が開削されます。その後、御用水はだんだんと水質が悪くなり、上水道が整備され利用価値が無くなってしまいます。そこで市は御用水を埋め立て散歩道にする計画を立てます。実際の埋め立て工事は1972(S47)から74(49)年にかけて行われ、桜の木が植えられました。それが全長1,6kmの御用水跡街園として現在は川沿いの緑道となっていることが分かりました。

御用水の方が埋め立てられていたのですね。そして庄内川からお城へ流れる川は1本となり、堀川と名前が一本化されます。

毎年、お花見に出かける御用水散策路を1,6Kmを通して歩いてみることにしました。

地下鉄上飯田駅の少し北に、名古屋市北区散策路の案内があり、そこを左に折れると、「御用水跡街園」の標識が1,6kmのスタート点(終着点)です。夫婦橋を皮切りに西の方へ、猿投橋まで9か所の橋が掛かっています

見事な鯉が泳いでいました。
黒川の名は、庄内川から導水した当時の役人の名前と言うのも分かりました。もう少し詳しく調べると、次の様な、歴史が分かりました。そして、堀川との関係もはっきりしました。

■1610年 – 福島正則、徳川家康より堀川開削を拝命、開削に着手。1611年 – 伊勢湾 – 名古屋城間が開通。

  • 1663年 – 御用水が開削され、堀川への放流が開始される。
  • 1742年 – 庄内用水の取水位置が変更され、矢田川を伏越するルートとなる。
  • 1878年 – 前年より行われていた「黒川」の開削が完了する。
  • 1911年 – 瀬戸電気鉄道(現:名鉄瀬戸線)堀川駅が開業。瀬戸から陶器などが運ばれ、堀川経由で輸出される。
  • 1932年 – 松重閘門の運用開始。中川運河と接続する。
  • 1937年 – 松重閘門に隣接して松重ポンプ所が完成。中川運河の水の堀川への注入が始まる。
  • 1948年 – 庄内用水元杁樋門近くの井戸からの取水を開始。

■1965年 – 4月、河川法改正により二級河川に指定される。名城下水処理場(現:名城水処理センター、北区)が完成し、処理水の堀川への放流が始まる。

  • 1968年 – 松重閘門が閉鎖され、中川運河との往来が途絶える。
  • 1969年 – 堀川が庄内川水系左派川として一級河川に昇格。庄内川取水口までの区間が堀川に含まれることとなる。
  • 1974年 – 1972年から行われていた御用水跡環境整備事業が完了。御用水跡街園がオープンする。
  • 1976年 – 1月、松重閘門が公用廃止される。2月、名鉄瀬戸線堀川駅が廃止される。

■2001年 – 瀬古の井戸からポンプアップした水の通水を開始する。2004年 – 辻栄橋近くの井戸からの通水を開始する。

  • 2005年 – 鍋屋上野浄水場の作業用水の放流を開始。
  • 2007年 – 3月、地下鉄名城線の地下水の放流を開始。4月、堀川の管理権限が愛知県から名古屋市に移される。
  • 2008年 – 北清水親水広場の井戸水「清水わくわく水」の放流を開始。

土手に、彼岸花(曼珠沙華)

600m,

まだ散策路600メートルのところですが、今回は、ここまでパート1です、散策路の続きはパート2にします。

H.TANAKA
 
 

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